ガソリン価格上昇、いつまで続く?
今日の気になることは「ガソリン価格上昇、いつまで続く?」です
1. アメリカが、イラン石油輸入を全面禁止
トランプ米政権は2日、イラン産原油の禁輸制裁から日本など8カ国・地域に認めた
適用除外の措置を打ち切った。輸入を続ければ米国の制裁の対象になる。
イランは核開発の再開も示唆しており、中東地域の不安定化や世界の原油価格の高騰が懸念されている
ガソリン価格上昇が心配され、景気の足を引っ張りかねない
2.原油価格は、なぜ変動するか?
原油価格は、地政学的な背景により利用され、過去、極めて不安定な価格推移を示している
今回は、トランプ氏が、来年の大統領選を見据えた、最大の支持基盤のキリスト教福音派の支持固めと考えられ、
福音派が、イランと敵対するイスラエルへの支持傾向が強いため、強硬策はアピールにつながる
3.アメリカ、原油生産量増加に伴う発言力増大
世界の原油に関わるパワーバランスは、近年変化している
アメリカは、シェールガス産出技術向上に伴う低コスト化を武器に、生産量が増加し、
2018年には世界最大の算出国となっている
従って、原油に関して、極めて強い発言力を持っており、世界のエネルギールールの実権を持っている
原油の枯渇が危ぶまれ、価格が増加傾向、乱高下が激しい時代と比べると、供給安定化により、価格変動が小さくなっていると考えられる
一方、環境保護規制に関しても、ルール変更を仕掛けている
自動車の米国ビッグスリーが環境技術で、勝てず自動車販売数で苦戦している
排ガス規制、燃費規制対応の日本のハイブリッド、欧州のクリーンディーゼルの環境技術に勝てないとみると、
世界の環境保護規制からの脱会や自国の自動車環境規制の緩和など、自国に有利なルールに持ち込んでいる
原油・エネルギー価格は、原材料費として物価・経済に大きな影響があり、注意深くみていきましょう
4.まとめ
・地政学的背景、利用され、原油・ガソリン価格は変動する
・アメリカが、原油生産量増加により、エネルギールールの実権を握っている
・供給安定化により、価格変動が小さくなっていると考えられる
・アメリカは、自国の利益のため、環境保護規制に関しても、ルール変更を
仕掛けている
・原油・エネルギー価格は、原材料費として物価・経済に大きな影響があり、
注意深くみていきましょう
自分の将来に向かって、リスクとリターン、時間軸を考えて行動しよう
投資は自己責任で、よりよい資産運用を!!
本件、少しでも参考になれば幸いです
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