イギリスEU離脱、メイ首相が地方選挙大敗で軟着陸無理か?
今日の気になることは「イギリスEU離脱、メイ首相が地方選挙大敗で軟着陸無理か?」です
1. イギリスEU離脱、合意できるか?
イギリスで地方選挙が行われ、メイ首相率いる与党保守党が大敗しました
・イギリスのイングランド地方と北アイルランドでは2日、259の地方議会の
およそ8900議席を改選する選挙が行われました
・与党・保守党は合わせて1334議席を失って3562議席となり、
1995年以来の大敗
・EU離断をめぐる混乱への批判から大敗を受け、
メイ首相の責任を問う声が強まっています
メイ首相の求心力が弱まり、EU離脱の軟着陸が遠のき、経済の大混乱の懸念が
続いています
2.イギリスEU離脱問題とは?
・2016年のイギリス国民選挙から始まった英国のEU離脱問題
国民投票の結果は投票者の51.9%がEUを離脱することを選択しました
・ブレグジット(Brexit)は、イギリス(Britain)と出口(Exit)という言葉が
一つになったのが由来
・イギリスはなぜEU離脱したいのか?
イギリスの主権問題
人口増加による失業不安
移民問題と税金負担
貿易協定などの経済問題
→EUに所属していると、自由に入ってくる他のEU加盟国からの移民により
失業者が増えたり、EU以外と自由に貿易ができなかったりと、イギリスは
EU加盟国の中でも政治経済のリーダークラスの国ですが、EU加盟のメリット
が少なく、他国が足かせになる面が多いので、離脱を選択した
そもそも、EUから離脱するだけの話であれば国民投票が行われた当時は「EUから
出れば良いだけ」くらいの単純な話だと思われていました
ところが、移民問題や貿易問題、北アイルランド国境問題など、イギリスとEUだけ
では済まない様々な理由からどんどん複雑になっています
2019年3月29日にはイギリスはEUから離脱する予定でした。
メイ首相が2年以上かけEUと交渉してきた離脱協定に対し、英下院は2019年3月12日
に行われた英議会で否決という結果を出しました
現在、離脱期限は、2019年10月31日へ約7ヶ月延期となり、差し迫った緊張感が少し
緩和されています
3.イギリスEU離脱の株価影響
EU離脱の国民投票が行われた2016年6月は、イギリスは株価が下落し、アメリカ他グローバル市場も大きな影響を受けました
2016年以降は、EU離脱問題が決着がつかないまま、2019年3月の離脱期限を迎ましたが、意外にもイギリスの株価は、アメリカにリードされる良好なグローバル市場の恩恵を受けて、上昇基調を推移しています
株式市場は、EU離脱問題は大きな懸念事項ではあるが、株価には織り込み済みもしくは、混乱規模は限定的と見ているように、思えます
悲観論が大勢を占めているので、難無く乗り切ると大幅に株価上昇のチャンスを秘めています (油断は禁物ですが…)
4.まとめ
・イギリスは、EU離脱が難航しメイ首相の求心力が低下している
・イギリス株は、大きく崩れていない
・軟着陸がうまくできないことは、ある程度株価は織り込まれている可能性あり
・悲観論が大勢を占めているので、難無く乗り切ると大幅に株価上昇のチャンス
を秘めている
自分の将来に向かって、リスクとリターン、時間軸を考えて行動しよう
投資は自己責任で、よりよい資産運用を!!
本件、少しでも参考になれば幸いです
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