令和相場スタートは下落基調、セルインメイ売るべきか?
今日の気になることは「令和相場スタートは下落基調!、セルインメイ売るべきか?」です
1. 令和相場スタートは下落基調
9日の東京株式相場は4日続落。米国と中国の通商摩擦が警戒される中、
為替相場が円高に振れ投資家のリスク回避姿勢が強まった
自動車や機械など輸出関連、鉄鋼や化学などの素材、海運といった海外景気敏感業種
中心に売られた
日経平均株価
平成最後4/26終値 :22258円
令和開始3日経過後の5/9終値 :21402円
⇒-3.8%と大幅に下落
相場の格言「セルインメイ」から、売るべきか?
2.セルインメイとは?
「Sell in May」は米国の相場の格言であり、正確には「Sell in May, and go away; don't come back until St Leger day. 」である
「5月に売ってLeger day(9月第2土曜日)まで戻って来るな」と言っており、「相場が高い5月に売って、9月に買え」と言っている
これは、根拠のない説、アノマリーとも言われるが、諸説ある中では、新年度の4月に入り買い先行により、株価が上昇し、
ヘッジファンドが5月決算で売りに出るのでピークを迎える、その後、利益確定のため軟調になると言われる
3.年間アノマリーの例
1月 :1月効果
欧米ファンドの分配金が再び投資に回されることなどから、1月相場は高くなる
可能性が高い
4月 :新年度効果
日本において、新年度ということで資金が株式市場に入るため、4月相場は高く
なる可能性が高い
5月: セル・イン・メイ
ヘッジファンドの多くが決算を迎え売りが出るため、5月は株価が軟調になりや
すい
7月 :サマーラリー
欧米の金融機関が下半期に入るため、株式市場に資金が入りやすい
8月 :夏枯れ相場
機関投資家が夏休みとなるため、売買高が減少する。また、小型株が人気化
しやすい相場となる
10月 :ハロウィーン効果
ヘッジファンドの決算期が近づくため換金売りでハロウィーンの頃に安値を
つける傾向がある
12月 :掉尾の一振
クリスマス前後から年末にかけて株価が上昇しやすい
アノマリーは、過去の相場動向を端的に表した言葉なので、参考にした方が良いと
思います
但し、鵜呑みにして流れについていくと大失敗することもありますので、気をつけましょう
令和相場スタートしたばかりですが、セルインメイから売りに出るべきかは、
誰にもわかりません
相場が崩れる要因は、米中通商協議難航、イギリスEU離脱問題、消費税増税など
相場が再び上昇する要因は、米国の景気良好、2020年オリンピックムード、上記要因を難無く乗り切る場合など
自分なりのストーリーを組み立てて、いきましょう
4.まとめ
・日本株は、令和相場ストート3日間で-3.8%と大幅に下落
・5月は、セルインメイのアノマリーでは、ピークを打って相場が崩れる
・アノマリーは、過去の相場動向を端的に表した言葉であり、参考になる
・アノマリーを鵜呑みにし過ぎると、大失敗することがある
・自分なりのストーリーを組み立てることが重要
自分の将来に向かって、リスクとリターン、時間軸を考えて行動しよう
投資は自己責任で、よりよい資産運用を!!
本件、少しでも参考になれば幸いです
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