投資家シロヤマ 初心者の「気になること」

株式投資初心者の「気になること」を取り上げます、多様で複雑な経済状況・市場動向のインプットに対して、わかりやすく分析・予想を行い、どのように資産運用・投資行動するか、サポートします

真空地帯に入る条件

今回の気になることは、「真空地帯に入る条件」 です
  
米中通商協議の進展期待により株価上昇をもたらしています
さらなる上には出来高の少ない価格帯、真空地帯があり、
さらなる上昇が期待されています
この真空地帯に入る条件ついて、ケーススタディします  

f:id:siroyama7:20190929161336j:plain

1.「真空地帯」

株式投資における真空地帯とは、出来高が少ない価格帯のことです


株価上昇局面において、真空地帯直前までは、過去に
その株価で取得した人が、売れずに心理的ストレスを抱えていた
人々による売り圧力でなかなか上昇せず停滞します


しかし株価が、真空地帯に顔を出すと、売り圧力が無くなるため
上に引き寄せられるように、急上昇します


2.現状の日経平均株価の真空地帯(出来高が少ない)

①22350円~23000円レベル の真空地帯
その上に
②23000~24400円レベル の高真空地帯
さらに上に
③24400円以上 の超高真空地帯 

f:id:siroyama7:20190929161955p:plain

日経平均と価格帯別出来高 (FISCOより)

  

3.真空地帯の直前は「厚い雲」

 

真空地帯に顔を出す直前は、売り圧力の激しい「厚い雲」に
覆われ、簡単には突破できません

 

「厚い雲」を突破して「真空地帯」に入るためには、経済指標、
政治家の発言・政策、戦争回避などポジティブなニュース・
出来事など好条件が必要です


4.現状、真空地帯に入るために必要な「条件」

 

現状においてケーススタディをします

①22350円~23000円レベル の真空地帯に入る条件
 ⇒米中貿易戦争の一時休戦

その上の
②23000~24400円レベル の高真空地帯に入る条件
 ⇒中国景気が底入れし、反転

さらに上の
③24400円以上 の超高真空地帯に入る条件
 ⇒米中協議が進展し、中国が開放による安定成長に回帰


5.中国景気が日本経済のキー

 

日本経済にとって、米国が最も影響が強いが、米国は内需
主導であり、多国によって瀕死のダメージを負うことはなく、
自国についは、トランプリスクはあるもののFRBがしっかり
しているので、現状自滅することはない

 

中国は、習近平体制の強いリーダーシップにより、米中貿易
戦争による景気悪化を耐えているが、いくら米国経済が順調
でも、日本の景気回復は限定的でしょう

 

尚、日本の自滅については、消費増税、少子高齢化、年金不足
など、懸念はあるが、少なくとも安部政権が安定している間は、
ないでしょう

 

5.「真空地帯」と今後の資産運用・投資行動

 

真空地帯により、株価は急上昇します
しかし、真空地帯前の厚い雲に巻き込まれ、長い停滞や
ネガティブニュースによる急落に合うことがあります

 

厚い雲を突破して真空地帯に入る条件を自らケーススタディ
して、無理ない資産運用・投資行動をしましょう
 

 


  自分の将来に向かって、リスクとリターン、時間軸を考えて行動しよう 
  投資は自己責任で、よりよい資産運用を!!
 
  本件、少しでも参考になれば幸いです
  スター、ブックマーク、読者登録など元気になります、よろしくお願いします