投資家シロヤマ 初心者の「気になること」

株式投資初心者の「気になること」を取り上げます、多様で複雑な経済状況・市場動向のインプットに対して、わかりやすく分析・予想を行い、どのように資産運用・投資行動するか、サポートします

リスク

今回の気になることは、「リスク」 です


株式投資には「リスク」はつきものです
現在の米中貿易戦争をはじめ様々な「リスク」とどうつき合うか見つめ直して、
今後の資産運用・投資行動に反映しましょう

  

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1.「リスク」

現在、市場を脅かしている大きな「リスク」は
 ・米中貿易戦争
 ・英国のEU離脱
 ・日本の少子高齢化

過去に株の大暴落を起こした大きな「リスク」は、
 ・リーマンショック(米国住宅ローンバブル) 08年
 ・ITバブル崩壊 00年
 ・日本バブル崩壊 90年


2.過去の株の大暴落の原因

 ・リーマンショック
   米国で住宅価格が上昇している中、低所得者向けに高金利な
   サブプライムローンが増えていたが、住宅価格が下がり始めと
   返済が滞り不良債権化が増えた
   サブプライムローンを取り扱っていた金融機関リーマンブラザーズが
   倒産し、これを機に世界中に金融経済危機が拡がった
 ・ITバブル崩壊
   WINDOWS95をはじめとするインターネットの拡大ににより
   経済が拡大した
   ニューエコノミーと言われるくらいコンピュータにより生産が拡大
   し続けると言われることもあったが、在庫調整が始まりバブルが
   崩壊した
  ・日本バブル崩壊
   プラザ合意で急速に進んだ円高不況対策のため、日銀が公定歩合を
   引き下げた
   そのため企業の設備投資意欲が高まり、工場を作る土地を追い求め
   地価が異常に上昇していき、土地を持っているだけで利益を得ていた
   土地・株が高騰してバブルを形成した
   日銀が異常な地価・株価を是正するため、公定歩合を急激に上げた
   せいで、景気が冷え込みバブル崩壊となった

  3つの株大暴落に共通するのは、バブル崩壊である
  米国が震源地の場合、世界中に影響が及び、特に被害が大きい


3.現在の「リスク」

 現在のリスク
  ・米中貿易戦争
  ・英国のEU離脱
  ・日本の少子高齢化
 は、バブル崩壊ではないので、
 直接原因により、この先にリーマンショック級の経済危機が待っている
 とは考えにくい
 
これらのリスクは、あらゆる政治家、経済学者、投資家がリスクを共有し、
予測に対する対策を講じているから、危機レベルは限定的である


4.真の「リスク」

真の「リスク」は、現状リスクが顕在化していない「バブル」である
例えば、
 ・米中通商協議が解決して、米中の世界2大超大国に空前の
  好景気となりバブル発生
 ・5G、AIの実用化による第2のITバブル発生 など

また、日本は他国との貿易により影響を大きく受けるため、米中以外にも
EUも注意が必要である
 ・EU離脱問題をクリア後のバブル醸成 他

リスクを悲観し過ぎても、リターンの恩恵を得ることができません
リーマンショック級の経済危機を何度も乗り越えて経済拡大を続け、
株価が上昇し続けている歴史も認識しておきましょう


5.「リスク」と今後の資産運用・投資行動

 株式投資は、いつでも「リスク」と背中合わせです
 リスクを背負う代わりに、同時に「リターン」を得ることができます
 毎日のニュースで揺れ動かされるリスクについて、冷静に、
 リスクの大きさを捉え、許容レベルを保ち、無理ない資産運用・
 投資行動をしましょう
 

 


  自分の将来に向かって、リスクとリターン、時間軸を考えて行動しよう 
  投資は自己責任で、よりよい資産運用を!!
 
  本件、少しでも参考になれば幸いです
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