投資家シロヤマ 初心者の「気になること」

株式投資初心者の「気になること」を取り上げます、多様で複雑な経済状況・市場動向のインプットに対して、わかりやすく分析・予想を行い、どのように資産運用・投資行動するか、サポートします

就職氷河期世代の正規雇用化! 20年度予算概算要求と日本の未来

「就職氷河期世代の正規雇用化! 20年度予算概算要求と日本の未来」が、今回の気になることです


就職氷河期世代の正規雇用化の対策として、20年度予算概算要求が厚生労働省
から出されました
就職氷河期世代は非正規雇用者が多く、社会不安・悲観する一面を表しています
正規雇用化を織り込む20年度予算要求から日本の未来を想い、
今後の投資・資産運用を考えましょう f:id:siroyama7:20190831143338j:plain

 

1.就職氷河期世代

バブル崩壊後に就職難となった1993年~2005年卒の30歳半ばから40歳半ば
の世代を就職氷河期世代と呼ぶ

 

多くの企業が求人を控え、正規雇用されず非正規雇用が増えた

近年の人手不足は、景気回復とういうより団塊世代の定年を迎えているのが
大きい

 

就職氷河期世代は、企業研修の機会などが乏しく、技術・知識のスキルが不足
しているため、全体の人手不足を即埋めることができない


2.20年度予算概算要求

20年度予算概算要求は、全体で105兆円(過去最大)、厚生労働者は32兆円を
要求した

 

概算要求では多様な就労や社会参加の促進も柱の一つに掲げた
具体的には、就職氷河期世代の就職支援や助成金拡充などに653億円を計上
最低賃金の引き上げに伴う中小企業の生産性向上支援や、不合理な待遇差を
禁じる「同一労働同一賃金」の推進などにも1449億円を要求している


3.日本の社会不安と経済成長期待

90年代初頭のバルブ崩壊後、長らく続いたデフレによる経済低迷から、2013年

からのアベノミクスから大きく経済成長を遂げている

 

大きく経済成長を遂げている割に、実感がわかない人が多く、社会不安が漂っている

株式投資から見る経済成長期待は、米国PER18倍前後、日経平均のPER12倍前後と、日本は米国に比べて2/3程度のPER倍率であり、日本は極めて慎重で弱気な投資スタンスである

 

社会不安の原因は、少子高齢化・人口減少、景気回復のカンフル剤のための、国の借金
の増大、年金支給の減額などであり、その一つに就職氷河期世代の非正規雇用問題
がある


4.日本の未来をつくる予算

アベノミクスは、力強い景気回復で日本経済を立て直した
従来にないカンフル剤を打ち景気回復によるものであり、副作用を伴うままでは
長続きはせず、失速してしまう

 

持続的な成長軌道に乗せるには、社会不安・悲観論からの脱却が必須であり、
根深い社会構造を改革させ、アベノミクス以上の大胆な施策が必要であり、
時間を要すると思われる

 

国の取り組みの重点指向は、予算配分に表われる
現状の社会基盤維持、短期的な景気対策に加えて、長期視点で社会不安を払拭し、
元気な日本の未来をつくるための、足下の予算が重要である

 

現状、短期目線の予算は、ニュースに取り上げられやすく、大きな世論になるが、
目先にとらわれない長期目線の予算が出来ているかチェックが必要である

 

日本のPERは低迷している
日本の未来は、現状の社会不安のまま低下しているくのか、打開するか
打開すると見込む場合、日本株の現状の低迷は絶好の投資機会である

自分の目でしっかり見極めて、今後の投資・資産運用に反映しましょう

 

  自分の将来に向かって、リスクとリターン、時間軸を考えて行動しよう 
  投資は自己責任で、よりよい資産運用を!!
 
  本件、少しでも参考になれば幸いです
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