令和、個人投資家は勝てるのか?
今日の気になることは「令和、個人投資家は勝てるのか?」です
皆さんにとって「平成」はどんな時代だったでしょうか?
日本株式市場にとっては、バブル膨張、そして崩壊、長らくデフレ、ITバブル、リーマンショック、アベノミクス…と
日本株価は、ジェットコースターの頂点から急降下して大底を打ちし、何度も上下を繰り返しながらやや上昇基調の半ば、といったところでしょうか
ひと口では言い表わすことが出来ない、大変難しい相場環境だったと思います
これから日本株は、「令和」に入り、どうなるのでしょうか? 個人投資家は勝てるのでしょうか?
グローバル株式環境は、米国がアップル、グーグル、アマゾン…..ハイテク中心に人口上昇も加えて覇権国家として、他国を圧倒的にリードする構造を維持しています
米国株価は長期安定的な上昇基調をたどっており、少し成長鈍化の声も聞かれますが、今後も安定成長が続くと思われます
続く中国、欧州、インド…も各国の事情を抱えながら、米国に引っ張られて、5G、AI、仮想通貨ブロックチェーン…技術革新がもたらす第4次産業革命により、持続的な経済成長が期待されます、そのためグローバル的に株価が安定成長することは、大方の見方でしょう
日本は、グローバル経済成長の中で、その恩恵を受けて成長する土壌を持っている楽観的な見方があります
さらに米中冷戦下での漁夫の利、海外生産比率の高まりによる為替変動体力の高まる日本企業、日本独自の観光インバウンド需要の高まり…
一方、日本の事情として、世界に類を見ない少子高齢化、長らく続くデフレ、賃金が上がらない、国債積み上げによる財政破綻リスクを不安視する声も大きく、悲観的な見方も大きくあります
現在、少し悲観的な見方が強い印象を感じています
株式投資では、楽観的な見方、悲観的な見方をしっかり受け止める必要があります
株式投資は、ファンダメンタル(本質的な価値)とテクニカルが王道ですが、長期的には経済成長に基づくファンダメンタルが基本かと思います
これからファンダメンタル的に株価が上がるか、下がるかは、現在の株価が割高なのか割安なのかで決まります、業績+予想です、これはシンプルで誰でも知ってるような気はしますが、大変奥深いことです
予想に関しては、掘り下げてみます
米国株にて例えると、米国は安定的に高い経済成長を続け、株価が史上最高値を更新しており、今後も期待されています、この楽観的な見方を前提とすると現在の株価にすでに織り込まれており、言い換えると「現在の株価=高い経済成長を予想している状態」が基準となります
この基準に対して、経済成長か低いと株価は下がり、基準より経済成長が高いと株価は上がります、これは他国に対して経済成長が高いか低いかではなく、あくまでも米国経済に対する世間の予想に対して高いか低いかで、株価が影響されます
日本株ではどうでしょう
少し悲観的な見方が強いということを前提とすると、「現在の株価=低い経済成長を予想している状態」が基準になります
この基準よりも現実の経済成長は高いか、低いかで株価は決まるので、経済成長が低く、悲観的だから株価が下がるとは、言い切れません
業績に加えて、予想に対する現実のギャップの大きさ、さらにまたそのときの将来の予想によっても、株価は影響され、生き物のように動きます
全体的には株価は上昇しリターンがありますが、専門家でも株を当て続けてることはできない不確実性リスクがあります、このあたりが個人投資家の醍醐味かと思います
国民の大事な大事な年金を預かる年金基金GPIFの資産運用を見ると、株式を半分、その内日本株25%、外国株25%にて運用され、株式の運用割合が増加しており、個人投資家はとても勇気付けられます
「令和、個人投資家は勝てるのか」
専門家でも株で勝ち続けることはできないのは事実です、しかし株式投資は人生をより豊かにするお金と向きあう大事な資産運用の一つです、その大事な資産運用は一人ひとりが、将来を考え、自分の判断で身の丈に合ったリターンとリスクを持つことが重要だと思います
高齢者、晩年になるまで普通預金のみで機会損失になったり、超高利な投資にだまされたりすることがないように、自分で汗水たらして働いて蓄えた大事なお金は、自分で大切に運用したいものです
「平成」から「令和」になり、様々な投資が個人で、簡単に自由にできることになるでしょう、一方で、個人の判断がますます需要になると思います
個人投資家は、無理をせず、専門家の意見を聞きながら、自分のわかる範囲を広げ、自分の判断で、株式投資、資産運用を考えていきましょう
投資は自己責任で、よりよい資産運用を!!