中国の景況感が予想外に低下、再浮上できるか?
今日の気になることは、「中国の景況感が予想外に低下、再浮上できるか?」です
中国国家統計局が4/30に発表した4月の製造業購買担当者景気指数(PMI)は、
・製造業PMIは、3月の50.5から4月の50.1、と低下
・アナリスト予想は3月から横ばいの50.5であり、予想外に低下
景況感の拡大・縮小の分かれ目となる50を2カ月連続で上回ったものの、拡大のペースは前月から鈍化し、市場予想を下回りました
中国経済は、やはりこのまま失速してしまうのか、再浮上できるでしょうか?
・中国製造業購買担当者景気指数(PMI)
中国景況感や株価は、米中貿易戦争の激化とともに、低下を続け、景気減速感が拡がっていました
中国政府は、この景気減速を抑え打開するため、景気刺激策を実施しており、今年3月の中国の全国人民代表大会(日本の国会に相当)でも中国国内外にも強い中国経済堅持する姿勢を強く発信しています
その景気刺激策による景気を支える姿勢を具体的に示してから、その景気回復期待を織り込み、株価は先行して上昇しています
また、米中通商協議は大詰めを迎え、もうじき一定の合意すると見られています
中国経済は大底を打ちつつあり、景気が再浮上するとういうのが、大方の見方であり、株価が示しています
中国は、人口が約14億と日本の10倍以上という大きなポテンシャルを持つ環境下で、自動車保有率上昇など、先進国並の生活へまだまだ市場拡大の余地があります
リーマンショック前のように、大きな株価上昇も期待があります
しかし、中国は超強力な上層部のリードのもと、これまでのカンフル剤の副作用が大きくなり隠しきれず、効き目も無くなり、すぐに景気が腰折れする、さらに近いうちに、国家体制も崩壊するとも言われています
中国人は、メンツを重んじると聞きます、製造2025で世界をリードする大きな野望を持っています、現在の世界の覇権国家であるアメリカがそれを抑え込む必要があり、現在の貿易戦争の構図であり、そんなに簡単には決着はつかないと思います
中国にメンツを持たせ、アメリカの地位を保ちながら、両国が自国の利益のために、お互いの経済成長に協力する新しい構造変化が長い時間をかけて作られていくと思います、中国がどう変化するか、ニューノーマル化をしっかり見ていく必要があります
中国株は、非常に乱高下しますが、長期的には大きな上昇を秘めていると考えられます
中国は大変魅力的な投資先です、リスクとリターン、時間軸を考えて行動しましょう
投資は自己責任で、よりよい資産運用を!!